スーパーのチラシや、週刊誌、アイドルグループなど、日本人が見慣れた日常をモチーフに描いた作品で注目を集め、東京のみならず台湾、韓国、中国などに活躍の場を広げる、台湾人アーティストの李漢強。
本連載では、彼が世界各都市で出会った個性溢れる車をセルフィーで記録し、新たにペインティング作品を制作。描かれた車から、その町の地域性や人々の営みを読み解いていく。第5回は、台北の町で出会った、こんな車。
Text / Artworks:Lee Kan Kyo
Edit:Chika Goto
献血バス“公園号”
みんなさんこんにちは。前回の連載から世界の情勢がいろいろ大きな変化を感じているLEEです。
最近あんまりスタジオから出ずに、Amazon、メルカリ、ネットフリックスの世界にこもりまぐりです。ネットフリックスに車改造の番組がめっちゃ面白くで、ハマってます!特に“West Cost Custom”がおすすめ。早く日本もクルマカスタムの番組出して欲しいですね。デコトラのドキュメンタリーが観たい!
今回の連載は台湾の献血バス“公園号”です。わたしの幼い頃から、この献血バスずっと台北駅近くの公園で働いています。バスなのに動きません。何回のリニュアールを経て今も現役、非常に歴史のある献血バスです。今は台大医院駅(台北捷運淡水信義線)の近くにあります。台北へ行く時ぜひ注目してください!


李 漢強 / Lee Kan Kyo
台湾人アーティスト。東京造形大学大学院(造形専攻)修了。
幼い頃から見ていたTV番組で、日本のエンターテインメントに魅力を感じ、2007年来日。
スーパーのチラシ、週刊誌、ポイントカードなど日常的なモチーフを対象とした創作で、東京のみならず台湾、韓国、中国などに活躍の場を広げている。第10回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞。
http://www.leekankyo.com