スーパーのチラシや、週刊誌、アイドルグループなど、日本人が見慣れた日常をモチーフに描いた作品で注目を集め、東京のみならず台湾、韓国、中国などに活躍の場を広げる、台湾人アーティストの李漢強。
本連載では、彼が世界各都市で出会った個性溢れる車をセルフィーで記録し、新たにペインティング作品を制作。描かれた車から、その町の地域性や人々の営みを読み解いていく。第7回は、渋谷の町で出会った、こんな車。
Text / Artworks:Lee Kan Kyo
Edit:Chika Goto
渋谷のハチ公バス
渋谷といえば109? ハチ公? ハンズ? それともLost in translationのスクランブル交差点?
私はやっぱりタワーレコード渋谷が一番いいですね。CDもちろんたくさんありますし、“TOWER BOOKS”という雑誌特化した本屋が中にあるのが特にすばらしい。以前は洋書、インディ雑誌、写真集など7階まること埋め尽くしたよ! もはやアートブックフェア状態でした。2012年のリニューアルでだいぶミニマルに縮小されましたが、今でもリアル生きていることにエールを送りたい!
李 漢強 / Lee Kan Kyo
台湾人アーティスト。東京造形大学大学院(造形専攻)修了。
幼い頃から見ていたTV番組で、日本のエンターテインメントに魅力を感じ、2007年来日。
スーパーのチラシ、週刊誌、ポイントカードなど日常的なモチーフを対象とした創作で、東京のみならず台湾、韓国、中国などに活躍の場を広げている。第10回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞。
http://www.leekankyo.com