煙草の害について #02|龍崎俊(立川)

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かつての景観を思い出す間もなく、日々変化し、移ろいゆく都市と町。2020年を契機に、めまぐるしい速度で新たな風景がつくられる一方、見慣れた建造物や町並みが姿を消していく。そんな失われつつある風景の中に、町角の煙草の煙がある。

一服のひとときは、ひとりの時間や、ささやかな会話を生み出し、路上の風景を確かにかたち作っていた。しかしそれももうじき失われることだろう。本連載は、複数の写真家によるリレー式写真連載。「町と煙草のあいだ」をキーワードに、消えゆく町場を記録し、町の現在を読み解いていく。

第二回の撮影地は立川。JR中央線で、新宿駅、東京駅に次ぐ利用者数を誇る立川駅。積雪の残る町の1日を、写真家・龍崎俊が撮り下ろした。

Photo:Suguru Ryuzaki
Edit :Akira Kuroki

Photography by Suguru Ryuzaki

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